こんにちは。タケオカです。
先日、台風と帰社時間が同じになり、電車が動かないという貴重な体験をさせて頂きました。
さて、台風とは全く関係はないのですが・・・・
以前は、ビジネス書など新しい本を読み、講義のCDを聞いて常に新しい情報を取り入れておりましたが、以前より本を機会が少なくなり、自己啓発系などで過去に購入した本をたまに読んでいます。
ふと癒されたいと感じるとき、励まされたいとき、初心に戻りたいときなど読む本と言うのが、自分自身の中でだいたい決まっていますが、その中でも1ページのたった1話だけで涙が出てきてしまう本があります。
その本は、”こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語」(ダイヤモンド社)”です。
発行年は、1995年とだいぶ前で、以前から何度も読んでいますが、毎回新鮮な気持ちで読むことができ、心があたたまり、心に響くものがあります。
まさしくタイトル通りの「こころのチキンスープ」です。
ほんの一部ですが、ご紹介させて頂きます。
【子犬と男の子】
あるペットショップの店頭に、「子犬セール中」の札がかけられました。
子犬と聞くと、子供はたいそう心をそそられるものです。
しばらくすると案の定、男の子が店に入ってきました。
「おじさん、子犬っていくらするの?」
「そうだな、30ドルから50ドルってところだね。」
男の子は、ポケットから小銭を取り出して言いました。
「ぼく、2ドルと30セントしかないんだ。でも見せてくれる?」
店のオーナーは思わずほほえむと、奥に向かってピーッと口笛を吹きました。
すると、毛がフカフカで丸々と太った子犬が五匹、店員のあとをころがるように出てきたのです。ところが一匹だけ、足を引きずりながら、一生懸命ついてくる子犬がいるではありませんか。
「おじさん、あの子犬はどうしたの?」と男の子は聞きました。
「獣医さんに見てもらったら、生まれつき足が悪くて、多分一生治らないって言われたんだよ」と
店のオーナーは答えました。
ところがそれを聞いた男の子の顔が輝き始めたのです。
「ぼく、この子犬がいい。この子犬をちょうだい!」
「坊や、よしたほうがいいよ。そりゃあ、もしどうしてもこの子犬が
ほしいって言うなら、ただであげるよ。
どうせ売れるわけないから」と店のオーナーが言うと、男の子は怒ったようににらみつけました。
「ただでなんかいらないよ。おじさん、この犬のどこがほかの犬と違うって言うの?
ほかの犬と同じ値段で買うよ。今2ドル37セントはらって残りは毎月50セントずつ払うから」
その言葉をさ、えぎるように店のオーナーは言いました。
「だって、この子犬は普通の犬みたいに走ったりジャンプしたりできないから、坊やと一緒に遊べないんだよ」
これを聞くと、男の子は黙ってズボンのすそをまくり上げました。ねじれたように曲がった左足には、大きな金属製のギブスがはめられていました。
男の子は、オーナーを見上げて優しい声で言いました。
「きっとこの子犬は、自分の気持ちがわかってくれる友達がほしいと思うんだ」
個人差はありますが、私はすごく好きな本です。
機会がありましたら、ぜひ読んでみてください。
タケオカ
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