なぜ、法定労働時間は1日8時間なのか?
2014.10.10 未分類
産業革命当時の平均は1日14時間だったようです。それが普通で、ひどければそれよりも長く、健康を害し生活を脅かすような労働条件は次第に社会問題になり、条件改善の労働運動がほうぼうで起こったわけです。
労働時間は何時間が適当なのか、この問いへの答えを得るための実験が19世紀のヨーロッパで行われていたようです。
もっとも生産性が高い労働時間の長さは?という問いですが、実験結果はまちまちで科学的根拠を得るほどでは無かったようです。
ある実験よると、工場で8時間制を取り入れたところ、以前より労働者が活性化し、生産性の向上が見られたという結果が出たようです。生産性の上昇は機械を使ってなにか生産するにしても労働者の能力のがんばり次第でその生産性には大きな差が生まれるということでした。
ただ、おそらくこれは、実験前の労働時間は8時間よりも長く、それが実験とはいえ、8時間に短縮されたことで、労働者の士気や集中力のアップに大きく寄与した結果なのだと私は考えます。
しかし、このような実験結果が多く積み重なれば、それなりの説得力を持ってくるもので、100年前から今に至るかなり息の長い経験則になった。という結論はちょっと乱暴でしょうか?
感覚的には、働く-8時間、あそぶ-8時間、寝る-8時間で24時間でちょうど良いのかも?
櫻井