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こんにちは、河です。
世の中で「働き方改革」が叫ばれた1年でしたが、少しうんざりという方はいらっしゃいませんか。
短時間労働、週3日勤務、テレワーク…、無駄を見直してと言うけれど、それでは今まで無駄を見過ごしてきたとでも!?と思いますよね。
かく言う私もその一人です。

そんな折に偶然飛び込んできた、映画の上映情報、ラヴ・ディアスの『立ち去った女(The Woman Who Left)』。
ディアスの映画はとかく、その長さが前面に押し出されることが多いです。8~9時間、中には11時間の映画もあります。(すみません、未視聴です。)『立ち去った女』は、中では短めの4時間弱。
アーティストは生産性や時間単価とは別の次元で、自己の主張や思いに従って生きているんだと、ハッとさせられました。

子どもを預けてまで観に行かないだろうなと思いながらも上映情報をチェックしてみたら、なんと料金が通常の1,800円ではなく2,200円でした。長い時間、座席を使用するから、通常より約1.2倍高い料金が設定されたのですよね。ディアスも時間単価からは逃れられなかったのです。

これはもう腹をくくって生産性向上に努めるしかないですねと思った出来事でした。

ちなみに、年末年始、横浜シネマリンで上映されています。
http://cinemarine.co.jp/a-woman-who-left/
お時間のある方は、エンタメ作品を1.5倍速で観る世の中の流れに竿を立てるような、上記作品に埋没してみてください。