選べない箱と選べる箱
2017.10.06 未分類
こんにちは、河です。
私は映画が好きで、子どもが産まれる前はよく映画を観ていました。映画チャンネルに紹介記事を書いていた過去もあります。自分で好んで観ていたのは家族を描いた映画です。
誰も、自分の父親や母親、産まれてくる子供を選べません。友達のかっこいいお父さんを見て「あんなお父さんだったらいいのに」と願っても、街で見かけた行儀の良い子どもを見て「ああいう子どもが産まれたらなあ」と夢見ても、希望通りにはいきません。そんな「選べない箱」の中で、どのように折り合いをつけて生きるか、そんなところに魅かれて家族をテーマにした映画が好きなのだと思います。
家族が「選べない箱」だとすると、翻って会社はどうでしょうか。会社は「選べる箱」ですね。嫌だと思えば辞めることができ、逆に解雇されることもあります。関係を続けていくためには、お互いに魅力を発信し続けないといけません。
さて、あなたの会社は魅力的でしょうか。そしてあなたは会社にとって魅力的でしょうか。私はご自身のキャリアを、このような視点から考えてみるのもよいと考えています。なぜなら、キャリアというと自分のしたいこと探しに終始することが多いですが、したいことはいつも明確であるとも限らず、また明確に持っていても今はその時期でないようなことも多いからです。今の箱でできることに挑戦する、そんな柔軟さがキャリア形成の鍵なのではないでしょうか。
書きながら、夫婦も「選べる箱」だと気付き、少し慌ててしまいました。河