働き方改革のその先は・・・

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皆様、いかが「夏」をお楽しみされていますでしょうか?
先週末は夏の夜空を彩る大輪の花火と雷のコラボレーションという異例の風景が話題?となりました。また東京では40年ぶりの連続降雨記録更新なるか!のいきおいで雨の日が続いていましたが、ようやく猛暑が戻ってきました。(戻ってきてしまいました。)ところで皆様は、今年の夏休みは、どのくらいお休みをとられましたか?またこれからの方は、どのくらいとられますか?

政府主導による働き方改革が助成金の活用などと相まって、企業の間に浸透し始めた今、さらなる改革として、今後は『休み方改革』に乗り出すと6月に発表がありました。一見同じことでは?と思われがちですが、働き方改革は労働生産性の向上や長時間労働の是正、柔軟な働き方の浸透が目的ですが、休み方改革は、ライフ・ワーク・バランスの推進や生産性向上等の側面と地域活性化の観点から休み方を見直すのが目的となっています。

この「休み方改革」では、1.休日の分散による大型連休の増加(キッズウィークなど)と2.有給休暇取得促進の二つの政策が検討されています。有休取得促進の一環としては、2014年から10月の「年次有給休暇取得促進月期間」が実施されているようですが、ご存知でしたでしょうか?日本の平均有休取得率は48.7%と世界の中でも低水準ですが、これを2020年までに70%にしようと目標が設定されています。政府としては、働き方改革の結果として生じる休みの有効利用、その先には消費拡大の実現があるようです。

ちなみに検索サイトで「変わった休暇制度」と検索すると、かなりユニークな休暇制度がたくさんヒットしますが、お休みをとるための理由や動機づけを考える前に、まずは「休み」をとるというシンプルな意識改革も必要なのかと思います。でも、休みをとるために、残業が増えることになっては本末転倒ですので、業務上の無駄をなくし、効率化を図りながら、働き方改革と休み方改革をバランスよく推進していただければと思います。お困りのことがございましたら、弊社までお気軽にご相談下さい。

でもワークホリックな私たち日本人には、その次はアソビ方(余暇の過ごし方)改革が必要になるのかもしれませんね。
ようやく蝉時雨の降りそそぐ夏の盛りが戻ってきました。くれぐれもご自愛下さい。 (Homma)