俗・お慕い申しております。

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華やかな1年の幕開けの月。
皆様はどのように年越しされましたか?
私はある年越しライブで常軌を逸した格好ではね回っておりました。
今年も波乱の予感しか致しません。ヒシヌマです。

さて、社内から思いのほか評判を頂いておりますこのシリーズ。
好評につき、三回目を綴らせて頂きたいと思います。
他にネタがない、とも申します。

年末、例の俳優さんがイベントにいらっしゃる機会がありました。
出演情報が出たのがイベント一週間前。
ゲリラ出演に驚きつつ、その日の予定を確認致しました。
大丈夫。予定はありません。行くしかありません。

楽しみにしていたイベント当日。
惰眠を貪り案の定五度寝し、予定よりかなり遅い時間に起きてしまいました。
あまりにもギリギリすぎて、一目会えるかどうかもわかりません。
それでも一縷の望みにかけ、乗り込みました。

電車に、ではありません。
車に、です。

イベント会場は静岡。
自宅は千葉。
翌日は仕事です。
つまり、日帰りです。
俳優さんに会えるかは、私の運転技術と、カーナビと、
アクセルの踏み具合にかかっているのです。

大渋滞の首都高をくぐり抜け、東名、新東名を
コンパクトらしからぬ速さで突っ走りました。
途中、悠然と走るスポーツカーさえ何台か抜き去り、
気合と根性と無鉄砲さだけを持って会場へ。
ただ一目見るだけでいいのです。モニターごしではない俳優さん(51)、プライスレスです。

無事、間に合いました!

イベント終了五分前に滑り込み、握手→お話と一連の行事を納めて参りました。
幸せな五分を過ごした後は、脇目も振らず自宅に直帰です。
「あんた、たった五分のために一日費やしたの?」
戦果を報告した母は呆れ顔でした。
確かに、諸々の費用を含めると一万円程飛んでいった一日です。
一万円賭けて五分。一分二千円。
コスパは最悪です。
それでも、同じ状況になったら、私はまた行くと思います。
【お金じゃ買えない価値がある。】
いつぞやのCMのフレーズを、反芻しながら振り回され続けたいと思います。

※大変危険ですので、真似をなさらないで下さい。

ヒシヌマ