賃金制度は見直されていますか?
2013.08.06 労働・雇用関係
こんにちは。
度々のブログへの登場です。
本日発表された中央最低賃金審議会小委員会の決定にて、
最低賃金(時給)を全国平均で14円上げるべきだとの目安が
決定されました。
10円を超える目安額は3年振り、昨年の目安よりも7円高い
数字となります。
生活保護の金額との比較や、地域最低賃金格差の問題等が
取り上げられておりましたし、安倍内閣の意見を受けての
決定なのかと思います。
労働者にとっては嬉しいことであり、事業主にとっては
耳の痛いニュースなのかもしれません。
よく最低賃金は守らなければいけないのか?という
質問や、試用期間だから最低賃金は関係ない、
というような意見を良く聞きます。
最低賃金も法律で定められたルールであり、
ルールを守らない以上は制裁も待っています。
誤った運用は労働者のモチベーションにも影響
する場合があります。
賃金は労働者の生活に直結する重要な労働条件です。
先日も伊藤忠商事が、残業時間削減や労働者の
健康管理のために、朝時間での労働に対する
賃金割増率を引き上げる制度を試行する、という
発表がありました。
効果がどのように出るか、運用には懸念点も
あるように感じますが、お金が関係するのであれば
労働時間に影響するのでは、という考えは納得できます。
秋頃の最低賃金の発表を見守るよりも、法制度や
会社状況にあわせた賃金制度の見直し、万全の
体制で最低賃金改定を迎えるのはいかがでしょうか?
(アライ)
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