春闘と今後の労務環境の動き

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こんにちは。
三寒四温と言いますが、暖かくなったり寒くなったり毎日面白い
天気が続いていますね。
東京でも2日間で気温差が10度以上開いた日もあったようで、
体調管理にはお気を付けください。

同時に春の訪れも感じられるようになりました。
町のあちこちで梅の花が咲いていたり、桜もつぼみをつけてきた
ようです。
そして労務の分野でも春のイベント、春闘の交渉が行われて
おります。

自民党政権の影響か、各社賃上げを発表しています。
労働者の賃金が上がるということは生活水準の向上、
景気の回復に効果があるのではと私も期待しています。

しかし少し考えてみると、対象も正社員のみ、賃上げ
ではなく一時金の支給という会社が多くみられます。
労働力調査によると非正規雇用者と呼ばれる
「パート」「アルバイト」「派遣」「契約社員」「嘱託」の
方々の数は2012年には1,786万人にも及び、
日本の雇用者の内40%に迫る勢いで増加しています。
最近の発表ではほとんどの会社が非正規雇用者の
労働条件改善に言及しておらず、景気回復に効果が
出るのかが疑問視されています。

さらに追い打ちをかけているのが「労働力流動化」の
議論でしょう。
解雇合理性の緩和や、労働条件や解雇の妥当性を
正社員より緩やかに判断する準社員制度を導入、
と言った議論も行われています。
ある程度社会情勢に合わせて弾力的に労働条件を
決められる仕組みは必要だと思いますが、結局は
非正規雇用者のような方を増幅させ、社会不安は
消えないのではないか・・とも懸念しております。

今後も政策や社会の動きに目が離せませんね。

(アライ)

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