健康保険、厚生年金
2012.03.13 保険関係
皆様、こんにちは。
すでに話題にはなっておりますが、平成24年3月より健康保険料の増額が
決まっています。(一部健康保険組合を除く)
医療費の増加、中小企業の賃金低下に伴う保険料額の低下等を考慮しての
決定ですが、負担増は会社や現役世代にとって苦しいものがありますね。
そんな中、ついにパートタイム労働者への健康保険、厚生年金適用拡大を
民主党が決定したようです。
現在加入対象となる従業員は「週労働時間30時間以上」が基準となって
います。
これを「週労働時間20時間以上」に引き下げるというのが政府の決定です。
しかし・・
この基準を全ての企業に適用してしまうと、負担増に耐えきれないとの
経済界の強い反発を受け、適用範囲が問題となっていました。
そして今回、「週労働時間20時間以上」の従業員を加入対象者としなけ
ればならない企業を以下の範囲と決定しました。
「従業員数501人以上の企業」
「その内勤続1年以上、週20時間以上働き、年収が94万円以上の人」
政府はこの決定により、将来の無年金者を減らすという狙いがあるようです。
実際、現状の年金制度は保険料を支払っていることは年金受給のためのほぼ
最低条件となっており、加入者を増やすことで効果はあるかもしれません。
しかし、ただ加入範囲を拡大するのみではなく、多様化する働き方に対応した
給付、受給申請のための仕組みを整えることも必要なのではと思います。
このように社会情勢に応じ、目まぐるしく社会保険の制度は変わっていきます。
社会保険の制度や保険料についても是非ご相談下さい。
(アライ)
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